発達障害当事者の方で、自助グループに参加した事ってありますか?
僕は3回くらい参加したんですけど、特に何の有用性もなかったんですよね。
それどころか、人によってはさらに不幸の蟻地獄になりかねないコミュニティだと思ってます。
僕が通院していた病院が酷評されてた自助グループ
そこは40代の女性が主催していました。一回の開催で10人前後集まってたかなー
そこで印象に残ってる出来事があって、その自助グループで当時僕が通ってた発達障害専門の病院がボロクソに叩かれてたんです。「あそこはない!」ってw
会話の流れで僕が通ってる病院名を言ったら、あからさまに主催をはじめみんなの顔が歪んだんですよねw
酷評の理由を聞いたらなにやら、以前グループ開催中にその病院の医師が無断で入ってきて、名刺を渡そうとして来たとかなんとか…
いや、それだけで何でそこまで叩くのw
予約制で、部外者が勝手に入ったらダメってのは分からんでもないけど、当事者の力になればっていう意図で名刺を渡そうとしたんじゃないの?
営業も兼ねてるんかもしれんけどさ。
実際僕はその医師には今でも感謝しています。
ADHD治療薬のコンサータがまだ小児限定の薬だった時代に「困ってる人を放っておく訳にはいかない」と、成人の僕にもコンサータを処方してくれたんです。
そのおかげで早期に社会復帰も出来ました。
もしかしたら、主催の勝手な主観で病院批判してたせいで、僕のようにその病院に救われる可能性があった当事者の道を閉ざしてたかもしれないんですよ。
これじゃあ何のための自助グループなん?って感じじゃないですか。
振り返って何となく分かりますが、その主催は結局お山の大将になりたかっただけなんだろーなーって。
だから勝手に入ってきた医師に必要以上に腹立てたんだろーし。
僕が主催の立場なら、病院とのつながりが出来て一つでも多く当事者に選択肢を提示できるって喜びますよ。
自分のテリトリーを侵されたとしか思えんのやろな。クッソしょーもない。
ちなみにその自助グループは主催が引退して今はもう無くなりました。
試行錯誤して自分で判断することが大事
何で自分の自助グループの体験談を紹介したかと言うと、Twitterで「発達障害の診断なんかどーでもいい」って訴える自助グループの主催が居てはったからです。
大人の発達障害傾向のある人に対して、「まずは診断を受けよう」とアドバイスするのは間違っていると明言できる理由 – 発達障害ADHD当事者1484のハッタツブログ – Yahoo!ブログ https://t.co/XCrHRlclzG #ブログ #日記
— 石橋尋志@発達障害ADHD (@ihi1484) 2017年6月30日
診断で救われる人もたくさんいますよ。僕は投薬のおかげで何とか社会に適応出来ています。
まずはいろんな対策を試してみる事こそ勧めるべきです。その上で「診断なんてどーでも良い」「自助グループなんてクソ」など各々で判断すれば良いじゃないですか。— かめ太@ADHD (@kameta_adhd) 2017年7月1日
それは違います。いきなり「いろいろ試す」のはリスクが高い。多くの人が順番を間違える。「いろいろ試す」ことが本当に最初にすべきことなら、発達障害はこんなに深刻化しない。
— 石橋尋志@発達障害ADHD (@ihi1484) 2017年7月1日
じゃあ、俺が正しい順番を教えたるわー!ってか?w
その順番も人によって違うでしょ。
本人で確かめる事を勧めずにハナから診断なんかどーでもいいとか、よくそんな無責任な事言えるよね。
それにリスクのない人生なんてないよ。
発達障害だろうがどんなハンディキャップを抱えてる人だろうが、試行錯誤して失敗と成功を重ねて、やっと幸せを掴めるんです。人生とはそういうものなんです。
そういう「自力で生きる力」を育む事こそが大事ではないでしょうか?
この人みたいな「自助グループこそが正しい道を導くのだー!」みたいなスタンスだと、当事者の自分で考える力を奪うだけやん。
毒親や悪徳宗教と一緒やで。
"当事者は医療なり、福祉サービス、自助グループを自分で選ぶ力や知恵をつけなければいけないと思います。"
ほんまこれ。誰の言葉も鵜呑みにせずに、自分で判断しなきゃいけないんだよ。— かめ太@ADHD (@kameta_adhd) 2017年7月6日
自助グループで救われる人も居るし、診断で救われる人も居ます。
人によって違うんです。
このブログも含めていろんな情報が飛び交ってる中、最終的には自分で確かめて自分で判断するしかないんです。
発達障害のみなさんには、診断なり自助グループなりいろいろ試して、自分に1番合う対処法を見つけて頑張っていって欲しいです。
まぁ僕は自助グループはおすすめしないけどw