こんにちは。
突然ですがみなさんは月々平均どれくらいの医療費を負担していますか?
健康な方だと、たまに風邪ひいて病院行く時の費用くらいでしょうか?
ADHDの治療って、とにかく薬価が高くて、めっちゃ高額になるんですよ。
僕だと月々3割負担で、
診察…約1,500円
薬代…約12,000円
程かかってます。
今回は、そんな高額になるADHDの治療費をグッと軽減してくれる制度「自立支援医療」の話です。
制度は知ってたけど自分は申請出来ないと思い込んでた
僕は2017年10月現在、自立支援医療の申請中です。
制度の存在は知ってたんですが、普通に働いてるし、自分は申請出来ないって勝手に思い込んでたんですよね。
あと職場にバレるのが心配ってのもありました。
今通ってる病院の主治医に聞いたら、僕でも申請出来て、多分職場にもバレないんじゃないかって言ってくれたので、ようやく申請に踏み切りました。もっと早く教えてよー(´;ω;`)
世の中ほんと知らないと損する事ばっかりやねー。
自分から知ろうとしないと、得する制度は向こうから教えてくれないんだもんね。
世知辛い世の中やで。
自立支援医療の特徴
自立支援医療には、ざっと以下のようなメリットがあります。
医療費の自己負担が1割になる
自立支援医療は「長期間継続して精神科医療が必要である」と診断された人を対象とした制度です。
具体的には、鬱や統合失調症、発達障害などが対象になります。
適用されると、対象の精神疾患の治療費が1割負担になります。
例えば僕の場合だと、ADHDの治療費で月々約13,500円かかってたのが、自立支援医療が適用になって1割負担になると、月々約4,500円で済む事になります。
職場にはバレない
僕もこれが心配だったんですが、どうやら職場にはバレない仕組みになっているそうです。
僕のようにADHDを隠して就労する、いわゆるクローズで働いている人も安心して申請する事ができます。
申請の手順
書類の内容等は都道府県、市町村によって違うのかもしれないですが、僕の場合は以下の手順でした。
1.申請に必要な書類を役所にもらいに行く。
内容は、自分で記入するものが2枚、主治医に書いてもらう白紙の診断書が1枚の、計3枚でした。
2.白紙の診断書を主治医に渡して、記入をお願いする
診察のついでに渡してきました。
結構混んでるクリニックなので、記入は次の診断まで待つことになりました。
3.診断書をもらいに行く。
1ヶ月後の診察ついでに取りに行きました。ちゃんと書いて貰ってました。
4.役所に書類一式を提出
仕事を半休貰って提出しにいきました。
5.審査待ち
平均2ヶ月くらいかかるとの事です。
6.病院から審査結果の通知
通ってる病院から、申請が通過もしくは却下されたかを通知されます。
準備が億劫でまだ申請してない発達障害の方へ
今すぐ申請しに行きましょう!
確かに、書類の準備から受理されるまで大体2~4ヶ月かかるので、そこそこ大変です。
複雑な手続きが苦手な発達障害の人が、これを全部1人でやるのは結構ハードルが高いかもしれません。
僕もADHD特有のめんどくさがりで、何年も申請せずに損してきました…。
ただ、生きてたら沢山めんどくさい手続きが付きまといます。
例えば引越しの時なんか、賃貸契約やらネット契約やら…めんどくさい手続きのオンパレードで、頭パンクしますよ。
それに比べたら自立支援医療の申請なんてまだ簡単な方です。
ややこしい手続きに慣れておいて絶対損はないので、大変でも訓練だと思って頑張りましょう。
世の中、ちょっとめんどくさい事を頑張るだけで、めっちゃ得する事って沢山あるんですよ。
僕の最近の例だと格安SIMとかiDeCoとかですね。
どうしても気が重い・準備が難しい場合は、親などサポートしてくれる人と一緒に進めていってもいいと思います。
ただし丸投げだけはやめましょう。
ちゃんと自分も手続きに関わって「自分はこういう制度で社会から恩恵を受けている」という事を自覚する事が大切です。
これは綺麗事でもなんでもなく、そういう感謝の気持ちを持って頑張る方が、必ずその先の人生が豊かになると、僕は思います。