ADHD治療薬「コンサータ」についての話です。
僕の今の生活はコンサータのおかげで成り立ってると言っても過言ではありません。コンサータ様々です。
ただそれと引き換えに失うものがあるんじゃないかってたまに不安になります。
コンサータは脳への負担が激しい
そもそもコンサータがなぜADHDに有効かというと、脳内のドーパミンという物質を増やしてくれるからです。
ADHDはざっくり言うとドーパミン不足からなる障害です。
そのせいで生活上いろんな不具合が出るんだけど、逆に言えばドーパミンを補充出来ればある程度社会に適応出来るんです。少なくとも僕はね。
その「ドーパミンの補充」をしてくれるのがコンサータなのです。
その薬理作用は、コンサータは「中枢神経刺激薬」と言って、中枢神経に「もっとドーパミン出せや〜!」って鞭打って無理やりドーパミンを出させるんです。
サプリとは違ってコンサータ自体がドーパミンを含んでいる訳ではないんですね。
鞭打つと当然脳や身体に負担が掛かります。
自分でもめちゃくちゃこの負担は実感してますね。コンサータの効き目は約12時間なんですが、12時間過ぎた後は強烈な疲労と眠気に襲われます。
明らか体力の前借りをしてる感じなんですよねー。
それでも僕は仕事・家事のために、この自分の神経に鞭打つコンサータを毎日飲んでます。
ドラゴンボールだったら悟空が毎日界王拳を使ってるようなもんです。戦闘力の倍増と引き換えに体力をごっそり持っていかれるあの必殺技です。
仕事が炎上する度に「4倍だぁ~!」って心で叫びながら何とか仕事という名のベジータを吹っ飛ばして、退社後クタクタになる訳です。(実際に4倍服用する訳ではありませんw)
定型にとっては栽培マン程度の仕事でも、発達障害にとってはベジータクラスの仕事なのです。
いつか脳がぶっ壊れるんじゃないか?
こんな毎日神経に鞭打つ生活を繰り返してたら、いつか遠くない将来脳がぶっ壊れるんじゃないかって不安になります。
実際毎日、脳に何とも言えない疲労感を感じながら暮らしてます。
でも現実問題コンサータがないと仕事も日常生活も成り立たないので、毎日飲まざるを得ないのが実情です。
糖尿病の人が毎日インスリンを補充しなきゃいけないのと一緒で、ADHDは毎日ドーパミンを補充しなきゃダメなんです。
界王拳に頼らなくてもノーマル状態の戦闘力の底上げが出来ればいいんだけどねー。
ドーパミン生成能力の増強手術とか出来る時代に生まれたかったな…