履歴書・エントリーシートを最後まで書き終えるのにはそこそこ集中力が必要ですよね。
当時はまだ、PCで印刷なんてもってのほか!という時代だったので、全て手書きで作成していました。
ADHDの僕は、最後まで集中力が持たず、どうしても途中で誤字が発生してしまいました。1枚完成させるのに4、5枚の履歴書を消費してしまいました。
途中でめんどくさくなって、字も後半につれどんどん汚くなりました。
特に、通っていた大学専用の履歴書があって、それがめちゃくちゃ書く項目が多くて、なおさら大変でした。
以前芸人の厚切りジェイソンさんが「履歴書を手書きで書くなんて、時間の無駄でしかない。お互いに不幸」と発言してはったけど、ほんとその通りだと思います。時間と紙の無駄。
最近、長時間労働が問題になってるけど、この履歴書の話も長時間労働の話も、根っこは日本人のコストに対する意識の低さが原因のような気がします。
手書き=気持ちを込めて書いた
残業=頑張った
みたいな意味不明な論理も日本人らしいですね。
この時代、むしろ必要書類を全部1つのPDFファイルにまとめて、データで提出するとかにした方が、社会全体のPCリテラシーもあがって良いと思いますけどね。
ただ確かに、筆跡からその人の人柄を見たいというのも百歩譲って分からなくはないので、せめて例えば、志望動機欄のような会社ごとで内容が変わる欄は手書きで、名前・住所・経歴等の内容が変わらない欄は印刷でもいいんじゃないですかね?
最近の就活事情はどうなんでしょう?やっぱり新卒の子はまだみんなせっせと手書きで書いてるんでしょうか?
エントリーシートは、質問に対して書く内容も困りましたねー。
例えば”会社で生かせると思う自分の強み”なんて、今考えるとそんなの入社する前から分からないですよね。
受けた会社はメーカーの総合職が多かったです。
受けといてあれなんですが、ほとんどの場合その会社に入ってどんな仕事をするかをほとんど理解せずに応募していました。
もちろん自分の意識不足・研究不足もあったと思うけど、「総合職」っていう曖昧な職種のせいもあると思います。
総合職っていうのは、
- 定年までその会社にいることが前提
- あらゆる部署を経験してマルチにこなす
- 会社のことを総合的に判断できる人材になるのが目標
という職種だと考えているんですが、今の時代そんな前提で成り立つ会社なんて稀だし、そんな働き方してたら超リスキーですよね。
だって、会社なんていつ潰れるか分からないし、いざ会社から放り出されたらどのスキルも中途半端で、労働市場で通用しない残念な中年になるかもしれないんですから。
何よりも、得意不得意の幅が大きくて飽きっぽいADHDには確実に不向きな職種ですね。。。
ただ当時は自分がADHDであることにも気づかず、こうやって仕事に対して真剣に考える気力も湧かず、ダラダラと就職活動をしていました。