みなさんは身近な人で「あの人もしかしたら発達障害かも…」と思う人はいますか?
もし居たとしたら、その人に「あなた、発達障害じゃない?」って教えてあげられますか?
教えてあげられない人は、どうしてですか?
自分には関係ないからですか?
無駄に恩を感じられてもめんどくさいからですか?
傷つけるかもしれないからですか?
僕は遅きに失したとはいえ、22歳の時に自分で発達障害(ADHD)に気づきました。
学校でもいじめられて、社会でも仕事出来なくてボロボロになって、どうしようもなくなってようやく自分で気づきました。
しかし、実は周りの人間には僕が発達障害だという事に勘付かれていたんです。
まず母親。
母親に「自分はADHDかもしれない」という事を打ち明けると、なんと僕が高校の時からアスペルガー症候群ではないかと疑っていたようです。
結果的にアスペルガー症候群とは診断されませんでしたか、発達障害の疑いを教えてくれなかった事には変わりありません。
次に当時の職場。
診断されたことを職場に報告すると、当時の職場の上司に「知ってた」と平然と言われました。
何の利害関係もない他人ならいざ知らず、親族や仕事で関わってる人でさえ発達障害の事を教えてくれないんですよ。
ひどいと思いませんか?
例えば、身近な人が咳してたりダルそうにしてたら「風邪じゃない?病院行った方がいいよ」って言うでしょ。
何故発達障害だとこんな当たり前のやり取りが成立しないんですかね?
僕はこの風潮を変えたいです。
ADHDを診断される前の僕の人生は、文字通り地獄でした。
何もかもが空回り。
チェーンのない自転車をひたすら漕いでいる感じでした。
自分が苦労するだけでなく、自分と関わる人々にもたくさん迷惑をかけ、不快な思いをさせてしまいました。
空気は読めない。
仕事は出来ない。
性格は暗く歪んでる。
常に嫌われる存在でした。
しかしADHDを診断され、投薬治療を受けてからは、少しずつ状況が変わりました。
友人とは良好な関係を維持でき、仕事でも認められ、初めての恋人も出来ました。
僕にとって「診断」は本当に人生のターニングポイントになりました。いい意味で。
だからこそ、発達障害を指摘しやすい社会になって欲しいんです。
発達障害でも適切な治療を受ける事で、たくさん社会貢献して幸せを振りまける人になれるんです。
稀に本人に自覚がなくても社会に適応出来てる人もいます。
だけどそういう人だって診断によって自分の特性を理解することで、より豊かな人生を歩めるかもしれません。
診断を受けて損することなんて1つもないはずです。
僕は、まだ自覚していない発達障害の方の早期発見の為に出来る事をしたいです。
それが社会全体の為になると信じています。
まずは発達障害の間違ったマイナスイメージの払拭ですね。
自分が「発達障害でも社会で活躍出来て、幸せを振りまける人」って事を示さなきゃね。
このブログを通じて、発達障害は決して恥じゃない、足手まといじゃない、厄介者じゃないって事を身をもって証明してみせます。