発達障害に努力しろって言うのは、ガソリン入ってない車に走れって言ってるような物なんですよ。そこを踏まえずに意見するから反発が出る。
— かめ太@ADHD (@kameta_adhd) 2017年6月13日
僕は発達障害にとっての鬱は、二次障害ではなく一次障害(発達障害そのものの症状の一つ)に含まれる人も沢山いると思うんです。
生まれつきドーパミン濃度が低い人は、先天的うつ病と言っても過言ではないと思うんですよね。 https://t.co/9u3KXdDHTa— かめ太@ADHD (@kameta_adhd) 2017年6月13日
Twitterで「私は発達障害でも努力して社会に適応してる!他の発達障害の人ももっと努力するべきやー!」って言ってる人のツイートが軽く炎上してました。
炎上の様子を見てると、
- お前が恵まれてるだけ
- 自惚れるな
など結構ボロクソに言われてました。
その人のプロフィールを見ると、僕と同じく投薬治療で社会適応してる方のようですね。
薬に慣れて投薬前の自分を忘れてしまったのかな?と勝手に想像してました。
今回の件に限らず、発達障害は努力が足りないだけ。という誤解を度々受けます。
僕はこれを言う人に、出来る事なら一度僕と脳を交換して、その脳で努力出来るもんならやってみろって言いたいねw
自分が恵まれてるって事を自覚してない人の残酷さってなんとも言えないものがありますね。。
発達障害は「先天性のうつ病」
現状、発達障害にとっての鬱は日常生活で困難を重ねた故の二次障害として扱われる事が多いです。
でも僕はそれは違うと思ってて、鬱は発達障害そのものの症状の一つだと思ってます。
そもそもうつ病は、慢性的にやる気物質のドーパミン濃度が低下することで、落ち込んだり何もやる気が起きなくなる病気です。
そして発達障害の脳は、先天的にドーパミン濃度が少ない人が多いんです。
つまり、生まれつきうつ病の脳と同じ状態なんです。
僕もADHD診断前は、振り返ると万年うつ状態でした。
何もしたくない。何も楽しくない。何も考えたくない。そんな少年時代でした。
僕の抑うつ症状はこちらの記事に詳しく書いてます。
もうね、ほんと地獄ですよ。
あんな状態で人並みに努力なんかできるわけない。
冗談抜きで自分の脳のデフォルト状態を味わってみて欲しい。
そしたら努力不足なんて絶対言えないから。
ドーパミンがあれば何でも出来る
発達障害の鬱を一次障害として認めて欲しい理由は、このように発達障害はやる気を出したくても出せない病気だという事をわかって欲しいからです。
もちろん全く出せない事はないんですが、それでも定型の人に比べたら圧倒的に弱くて…そこがこの辛さの理解され難い部分でもあります。
ドーパミンはやる気のガソリンです。
定型の人はそのガソリンを沢山自分で生成出来るけど、発達障害は生成能力が弱い。大人になればなるほど能力に差が生まれる訳です。
だから今までも何度か言ったけど早期発見が大事なんです。大人になって定型と発達障害との圧倒的な能力の差が生まれる前に。
子供時代から投薬治療できれば僕ほど苦労する人はいないと思う。
猪木さんの「元気があれば何でも出来る」じゃないけど、「ドーパミンがあれば何でも出来る」とわりと思ってます。
どうかこのやる気の出しにくさを世間に分かってもらいたいもんですね。