発達障害の「脱デリケートな事」を目指そう

twitterでこういう診断時のエピソードを紹介したら軽くバズりました。

100近くもRTされるのは初経験だったので、ちょっとテンション上がりましたw

当然批判的な意見も飛んできて、

  • 医師でもない人が指摘してあげる義務はない
  • 指摘して本人が逆ギレする可能性もあるから言わないのが無難

ってのがありました。

じゃあそのままずっと気づかず、その人が周りに迷惑をかける存在でいいんですかね?

「デリケートな問題だから周りの人間は言わない方が無難」という考え方が現状多数派なのであれば、それは何とかして社会全体の考え方を変えていかなければいけないと思ってます。

だって誰得よ?
当事者ももがき苦しんで、周りも迷惑して、誰も得しないですよね。

咳をしてる人に「風邪ひいてるんじゃない?」って聞くのと同じで、発達障害だって勘付いた人が指摘してあげて、早期発見につながった方がお互いに気持ちよく暮らせてハッピーだし、社会全体に良いに決まってるじゃないですか。

僕もそうなんですが、社会に出るまでに発達障害に気づかないと、相当苦労するんですよ。

診断が遅れれば遅れるほど、その人の生涯賃金が下がったり、QOLが下がる可能性もグッと上がります。

デリケートだからとか都合の良い時だけ気を遣うような事言う前に、そういう事も考えて欲しいですね。

とにかく早期発見が大事なんです。

解決法は社会に正しい知識を浸透させるしかない

本人への言いにくさを解消するには、やはり社会全体が発達障害の正しい知識をつけるしかないと思います。

例えば、1980年代までは、ガン告知もタブーだったらしいです。
ガンは当時今よりも不治の病で、本人に知らせるとショックが大きすぎて、治療に影響が出る事を避ける為に伏せる事が多かったそうです。

しかし、医療が進歩して生存率が上がって、適切に治療すれば日常生活も送れる事が認知されて、現在では告知はタブーではなくなりました。

このガンの例のように、発達障害も、適切な投薬治療と少しの配慮があればちゃんと働く事が出来て、社会に貢献できる人材になれると認知されれば、本人に言いにくいという事も無くなると思います。

もっとも、件の女上司は言いにくかったんじゃなくて、悪意で教えてくれなかったと思ってますけどね。

攻撃してくる人は知識つけても攻撃してくるんで、そういう人はもうどうしようもないですね。。
極力関わらないようにするしかないですね。

そういえばこの前、国会で誰かが「ガン患者は働かなくて良い」って野次を飛ばしたというニュースがありましたね。

ガンでさえ、まだこんな発言が出るくらいだから、発達障害が正しく認知されるには、相当な年月がかかるんだろうなぁ…

認知してもらう為に、微力ながら自分の出来る事をやっていきたいです。

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