京都のWeb制作会社での正社員登用を断念してから、会社に転職の意向を示した上で転職活動をしていました。
そしたら意外とすんなりと、大阪の社員数10人以下の制作会社に採用が決まり、退職後すぐにそこに入社しました。
しかし、そこがとんでもないブラック会社でした。
まず面接で作業環境の隠蔽がありました。
その会社では、デザインツールに「Fireworks」というツールを使っていました。
しかし僕はそのツールはほとんど使った事がなく、面接でもPhotoshopしか使えない事は伝えていました。
しかもそのFireworksは既に開発終了しているツールでした。
きっとFireworksを使ってると言うと、誰も入社したがらないから隠していたんでしょう。
やられた…
そう思いました。
さらに、その面接も担当していた直属の上司が超パワハラ女でした。
- 勤務中常に社内の人やクライアントの批判をする
- 自分が出来る事は他人も出来て当たり前だと思っている
- 気に入らない人には露骨に攻撃的な態度を取る
という、性格が終わってる人でした。
僕は、早速その人に目を付けられました。
当時は今よりももっとデザインも半人前で、デザインの引き出しもあまり持っていなかった僕は、制作物をことごとく罵られました。
また、この会社でも苦手な電話応対があったのですが、ちょっと敬語が出来ていなかっただけでボロクソ怒って来ました。
5日目には、何かにつけ嫌味を言ってきたり、明確な理由なく自分のデザインを批判し、修正を投げても終いに無視されるようになりました。
1週間を終えた土曜日には、全く食事が喉を通らなくなりました。
いつものADHDで通院している病院に行きました。
うつ病と診断され、1ヶ月の休養を命じられました。
月曜は休み、メールで退職の意向を投げました。
2日後に年金手帳を書き留めで送り返されて来て、そのまま退職となりました。
その会社では良くある事なんでしょうね。やめるって言ってからの対応の早いことよw
その会社は入社していない事になったので、経歴は汚さずに済みました。
5日分の給料は出ませんでしたが、そんな事はもうどうでもよかったです。
まさに人生の落とし穴でした。
退職後、1週間くらい寝込んだら元気になったので、また転職活動を始めました。
同じ落とし穴にハマらないよう、面接でもかなり慎重にいろいろな質問をするようになりました。
2ヶ月の活動期間の末、今の広告代理店に入社が決まりました。
当時27歳、新卒で入った会社を3ヶ月で退職してから5年。ようやく正社員に返り咲きました。
同級生とは大きな差が開いてしまいましたが、社会人になってからADHDが発覚したというハンディキャップを考慮すると、5年で這い上がれた自分を褒めてあげたいです。