Twitterなどで4月に入ると、いろんな人が新入社員へのアドバイス的なツイートをしてはりますね。
個人的には、ICレコーダーを忍ばせとけっていうのには同意しました笑
僕も社会人一年生の春は、いろんな人からそういう社会人としてのアドバイスの類を頂いていました。
今になって思い出すと、確かにあの人の言う通りだなと思えるアドバイスもありましたが、中には悪意のある嘘か、視野の狭い内容だったなと思うアドバイスもありました。
だって入社研修で「Give & Give & Give !! 」「会社に恋をしよう!」とか言ってくるんですよw
家族や身近な友人も、必ずしも正しい方向に導いてくれるとは限りません。
僕の両親の場合「なるべく終身雇用で…」「職場の飲み会は大切だ」など言われた記憶がありますが、それは言うまでもなく時代錯誤です。
今の時代は、定年まで倒産しない会社の方が稀だし、職場の飲み会よりも家族との時間や余暇を大切にするべきという意見の方が多数派です。
ジェネレーションが違ってたら常識が違って当たり前なのです。
このように、会社によっては、悪意を持って新卒を洗脳しようとしてくるかもしれないし、独善的な親や上司が薄っぺらいアドバイスをしてくるかもしれません。
なので僕が僭越ながらアドバイスするとしたら、迷ったら自分の直感を信じて欲しいという事です。
僕はブラック企業に洗脳される前に、「こんなの絶対に間違ってる」と思えた事で、すぐにやめる事が出来ました。もちろん後悔もしていません。今でもやめてよかったと思っています。
そして極端な話、その人の経験で学んだ事は、その人の人生にしか当てはまらないんです。
例えば僕は新卒で入った入社式の時に、役員の誰かが「辛いことがあっても3年は続けて下さい。3年続けると必ずワンランク上の違う世界が見えてきます。」と言っていました。
このアドバイスは、平均的にどんな仕事でもそつなくこなせる人なら、真理かもしれません。
しかし、僕のような得意不得意の差が激しい人にとっては間違っています。
伸びしろの見込めない事に長い時間を浪費してしまい、自分にも周りの人間にも不幸をもたらすからです。
自分の経験で学んだ事は、必ずしも他人にも当てはまるとは限らないのです。
僕はADHDという若干特殊な属性を持っています。そして人にはそれぞれ、その人にしかない属性があります。
それは、子供のとき貧乏だったり、身体障害者だったり、LGBTだったり…いろいろです。
そういう属性が違えば、いろんな場面での「正解」も違ってきます。
結局答えは自分で見つけ出すしかないんです。
新社会人おめでとうございます。
一緒に頑張りましょう。