Webサイトのリニューアルを人間の引越しに例えてみた。

この記事はWebサイトのリニューアルに於いて発生する作業を、人間の引越しに例えてクライアントに分かりやすく説明出来るようにする為に書きました。なので具体的な作業方法は記載しておりません。

僕の仕事はWebデザイナーです。
そして今の会社は、クライアントとのやりとりも任されています。

特に苦労する仕事の一つに「サイトリニューアル」があります。
サイトリニューアルにあたって必要な作業がたくさんあるんですが、それをその都度クライアントに説明するのがめちゃくちゃ大変なんですよね。

専門用語も多くて、いつも分かりやすく説明するのに苦労します。

サイトリニューアルは、人間の活動に例えるとまさに「引越し」にとても似ています。
引越しで、人や家具が移動するように、Webサイトも同じような作業が発生します。

今回はサイトリニューアルで発生する作業を、引越しに例えると何にあたるかを考えてみました。
同じようにクライアントへの説明で苦労されている方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

ドメイン = 家主の名前

どんな人間にも名前があるように、どんなサイトにもURLがありますよね。
そのURLのhttps://以下の文字列がドメインです。

例えばこのブログのドメインは
kameta-adhd.com
です。

このドメインが人間の引越しに例えると家主の名前になります。

サーバー = 家

人間が家に住むように、Webサイトも家のような箱に入っています。
その箱が「サーバー」なのです。

そして人間が家に住むにあたって、家具や家電、衣服など様々な荷物が必要になりますよね。
それと同じで、Webサイトにも様々な「荷物」があります。
それはhtmlやcss、画像などいろいろです。

つまり、
Webサイトのデータ = 家具や服などの荷物
と言えるでしょう。

ドメイン移管 = 住民票の異動

人間の引越しの際に、以前住んでた市町村に「転出届」を、そして引っ越し後には新居が所属する市町村に「転入届」を提出しますよね。

同じようにドメインもいろんな管理会社があります。
有名どころではお名前.comやムームードメインなどですね。
その管理会社が市町村みたいなもんです。

サイトリニューアルの案件によっては、この管理会社の変更が必要になる時があります。
この別の管理会社にドメインを移す事を「ドメイン移管」といいます。
そしてそのための一連の手続きがWebサイトにおける「住民票の異動」と言えるでしょう。

DNS(ネームサーバー)切替 = 家主が引越し先に拠点を移す事

例えば東京の内定先企業で働くために地方から上京する22歳の新卒君なら、大体は3月下旬に生活の拠点を新居に移しますよね。

その「拠点を移す事」がWebサイトにおける「DNS(ネームサーバー)切替」なのです。
このDNS切替をして初めて、ブラウザにURLを入力すると新サーバーの内容が表示されるようになります。

メーラーの設定変更 = 住所変更届け

メーラーとは、Windows Live MailやOutlook、ThunderBirdなどの、メールを受信する為のアプリケーションの事です。

引越し後に、クレジットカードの明細や銀行のダイレクトメールが新居に届くようにする為に、各サービスに住所変更の届けを出しますよね。

Webサイトも、DNS切替後にそのドメインで使ってたメールアドレスが引き続き受信できるようにする為に、メーラーの設定変更が必要になります。

そのメーラーの設定変更が引越しにおける「住所変更届け」と言えます。

企業サイトのリニューアルの場合、このメーラーの設定変更が超めんどくさいんですよねw
クライアントの社内にITに詳しい人がいれば助かるんですが、みんな疎い会社だとわざわざクライアントのオフィスに出張して、社員さん一人一人のメーラー設定変更しなきゃいけない場合もありますw

まとめ

いかがでしたでしょうか?
分かりやすく説明出来てるかな…?

多分もっと分かりやすい例えもあるだろうし、万が一間違っている事もあるかもしれないので、お気づきの点があればお問い合わせかTwitterで教えて頂ければ助かります(>人<;)

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