今からする話は、毒親育ちの人の中でもある程度自立出来てて、親との距離を取れている状態にある人向けです。
現在も同居して苦しめられている人はこちらの記事がオススメです。
僕の母親は絵に描いたような毒親でした。
- 何をしても全く褒めてくれなかった
- 考え方や生き方をコントロールしようとしてくる
- 自分の考え方をバカにしてくる
- 精神的な成長を阻害してくる
- 都合が悪くなるとすぐ金に物を言わせる
など、挙げればキリがありません。
大人になって自立した後でも、ふと自分が抱えてる困難を紐解いていくと、根っこに親の影響を感じてしまう事があります。
僕の場合しょっちゅう母親に「あんたには無理」「私の言う通りにしていればいい」などを言われました。
その言葉が今の自分の自信の無さに影響しているような気がします。
どうして自尊心を大切にしてくれなかったのかと、悲しく悔しくなります。
無毒化は99.9%不可能
自分が大人になってからも「母が僕にしてきた事、言ってきた事は間違っていたという事を分からせたい」という気持ちがありました。
しかし今ではそれは不可能という結論に至っています。
「自分が何でも正しいと思うな」
「子供の意見も尊重して欲しい」
「あなたのしている事は支配だ」
という事を何百回言ってきました。
しかし今日までついに聞く耳を持ってくれませんでした。
悲しいですが、自分もそうであるように、人が人を変える事は無理なんだという事を悟りました。たとえ身内だろうが。
人生を親以外の他の事で埋めるしかない
親になすりつけられた毒を無毒化する事は諦めました。
それなら、毒を薄めるしかありません。
つまり、人生を親と関係ない他の出来事で埋め尽くすのです。
僕はなんとか実家から抜け出し一人暮らしして、少しずつ生きる力を取り戻しつつあります。
そして仕事や趣味などに打ち込んで、やっと恋愛も出来て、だんだん自分の心の中の親の存在が薄くなってきました。思い出して腸が煮えくり返る事も少なくなりました。
結局薄める事が1番現実的な解決方法なんだという事が分かりました。できるだけ親の事を脳の片隅に追いやるんです。
親の事で消耗しているうちに親も死ぬし、自分も死んでしまいます。人生を終始親の事で苦しんで終わってしまうなんて、それこそ毒親の思うツボだし、本当の悲劇です。
今は母親も元気で、僕も問題なく働いてるんで良いですが、この先母親の体調不良があったり、自分ももし結婚したりしたら必ずまた親とぶつからなければいけません。
せっかく薄まった毒がまたぶり返してくる日がくるんだろうな。
僕もまだまだ毒と戦っている最中です。
一緒に頑張りましょう